あなたの町でオオカミの護符を見たことはありませんか。
オオカミの護符はどのような場所に貼られていますか。
どんな図柄のお札ですか。
お札はどのようにもたらされるのでしょうか。
写真は、神奈川県川崎市宮前区にある私たちの事務所「ささらプロダクション」の前にある畑です。
「一枚の畑」と呼んでいます。
事務所の一角では「谷戸の下」というカフェ&レストランを2019年の7月より開店しました。
お店では、一枚の畑で収穫された野菜も使ってお料理にしています。
「谷戸の下」は広く宣伝をしていないので地元でもまだ知らない人も多くいます。
それでも一度来た方々から少しずつ広がってきています。地域の拠り所となるお店を目指しています。
ささらプロダクションが初めて制作した映画作品が「オオカミの護符」です。
その取材を通じて関東各地で今も「オオカミの護符」が各所に貼られていることを知りました。
そこで谷戸の下の開店を期に一枚の畑でも「オオカミの護符」を掲げるようにしたのです。
地元ではかつて畑に掲げるほかに(害獣除けということのようです)、火伏せとして台所に貼られたり、
蔵には盗難除けで貼られてきたようです。
関東や東北にはこうした習俗や信仰が深く根付いているようですが、
例えば関西とか北陸や九州などはどうなのでしょうか。
お札のみならず、人と獣との関わりを見ていくと面白いですよね。
海外でも日本でも家紋やそれに因んだシンボルマークにもいろんな動物が使われますよね。
あなたの街にもいろんな動物に因んだお札やシンボル、家紋などを見つけたら教えてください。
その言われや歴史的な背景もわかったら教えてください。
1枚目の写真:蔵の扉に貼られたお犬様のお札(オオカミの護符)【川崎市宮前区】
2枚目:畑の一角に挿されたお犬様のお札【東京都調布市】
3,4枚目:御眷属(オオカミ)が描かれた「お箱」と呼ばれるもの【埼玉県長瀞町】
もりした かずこ
ヨーロッパ イギリス、ハートフォードシャー
2020/01/29
イギリスのHeraldry と呼ばれる紋章にも動物が登場します。王家の紋章に登場するのは、ライオン、鹿、鷲、犬やドラゴン、ユニコーンなど色々あり、それぞれに意味があります。その他にも、昔ながらのパブの看板にも動物が登場したり(意外と奥が深そうです)、教会などの装飾にも、魔除けのためにゴブリンやドラゴンなどが使われる事があります。
また改めて、詳しく書きます。写真などもお見せしたいと思います。