『諏訪式。』もうすぐ発売！

大西拓一郎さま
お返事ありがとうございます。まさにおっしゃる通りで、迂闊に諏訪に踏み込むと面白過ぎて溺れますね（溺れかけました（笑））。武居代二郎発明の諏訪式繰糸機や北澤工業の諏訪型バルヴの存在を知った時に、「諏訪Style」という概念が浮かびました。
三澤勝衛関連だけでも膨大な資料がありますが、藤森栄一の「信州教育の墓標」に描かれた人間・三澤の面影に触れたことがモチベーションにつながりました。確かに現代から見るとそのままではリアリティがないかもしれませんが、大切な示唆があるなぁと思っています。
ご意見お寄せいただきありがとうございました。今後も何かお気づきの点がありましたらご投稿いただければ幸いです。

近代産業、文化、人材の輩出など、諏訪は実に魅力的な場所です。この魅力に迫ろうと調べ出すと情報量の多さに圧倒されてきます。そこに古代史も含め、さまざまな物語が重なり、おぼれそうになる。話を聞いてみると、いろんな人々がつながっている。他人事ではないから、生き生きと語られる。そして、また、深みにはまり、どこから切り出せば良いのかわからなくなってしまう。おもしろすぎるわけです。でも、これをどう整理すればいいのか、わかればわかるほどわからなくなる。
そこに「諏訪式」なのです。
すべてがこれで一刀両断というほど、うまくいかないことは理解していますが、とても重要、かつ良質な切り口を与えてくださったと感謝しています。
三沢勝衛の「風土産業」は、まさに諏訪式の具現です。とはいえ、時代背景が大きく異なる現代では、三沢の考え方はなかなかすっと入って来にくい。三沢に限らず、産業・文化・歴史などをおおくくりに総合化して、「諏訪式」と名付けられた小倉さんの観点提示に拍手を送りたいと思います。

大西 拓一郎さま
さっそく『諏訪式。』をお求めいただき、ありがとうございます。
『オオカミの護符』もお読みいただいているとのこと、大変うれしくありがたく存じます。
諏訪は、地元出身の研究者も多く、あらゆる分野から膨大な研究や調査が行われており、
私ごときにできることがあるのだろうか…と気持ちが折れそうになったこともありますが、
「自分の足元を掘り下げた経験のあるヨソモノだからこそ見えることもある」と言い聞かせてなんとか書き上げました。
もし差支えなければ、大西様が「もやっとしていたところが氷解して、さわやかな読後です。」とお感じ下さった点などをお教えいただければ幸いに存じます。
『諏訪式。』を起点に、これからますます諏訪との交流を広げたいと思っております。
今後とも、お気づきの点などご指摘いただければ幸いです。
また、〝地域の記憶を記録する〟Home Town Noteに茅野や近在のあれこれをご投稿
いただけますようお願い申し上げます。

茅野市の大西と申します。駅前の矢崎書店で見つけて、早速購入しました。
『オオカミの護符』も読ませていただいておりましたので、おおいに期待して読み始めたら、この週末に一気読みしてしまいました。
近代諏訪の産業と文化のつながりがすっと入ってきました。
私もこのことに強い関心を持っていたものですから、実は少しだけ先を越された感を抱いてしまいましたが、小倉様がうまく説明してくださったおかげで、もやっとしていたところが氷解して、さわやかな読後です。
素晴らしい本を出していただき、ありがとうございました。

小原 康さま お返事ありがとうございました。ご活動のご発展をお祈り申し上げます。
（偶然ですが、現在の川崎市長のスローガンが「最幸のまち川崎」です…。）