この2ヶ月、子供達と一緒に毎日のように森に行っています。
住宅街の脇道から一歩森に入ると、小鳥のさえずりしか聞こえません。
枝がこんがらがった木や、もう朽ちてしまった老木に虫のアパートができていたり、
いもむしとアリの闘いを見たり、どこかの彫刻家が彫った木の椅子があったり…
毎日来ているのに発見があります。
どこかの誰かが作ったブランコは、子供達の大好きな場所です。
それから、人々が石に絵を描いて森に置くというプロジェクトがあって、
私たちも参加しました。見つけてもらった石が、たまにコミュニティの
ウェブサイトに登場することもあります。
大きな枝を集めてテントを作ると、森を訪れた子供達の手によってどんどん大きくなっていきます。
湖のほとりでは、白鳥が卵を温めていたのですが、今は2羽が元気に泳ぎの練習をしています。
一羽は死んでしまい、2つの卵は孵らなかったようです。
今日もこれから森に行きます。どんな発見があるでしょうか。
もりした かずこ
ヨーロッパ イギリス、ハートフォードシャー
2020/06/28
藤牧様、コメントをありがとうございます。実はロンドンからこの地へ2年前に引っ越したばかりで、この環境は私にとってもまだ新しくて新鮮です。石のプロジェクトは、まさに地元の人々を繋ぐツールになっています。Facebookにプロジェクトのページがあり、見つけた石の写真を載せると、それをデザインした人が見て、ちょっとしたやりとりが生まれたり。。石に絵を描く事だけでなく、見つけた人が楽しめる配慮もあって、そこに自己満足だけで終わらない地域の繋がりがあるような気がします。藤牧さんの、人同士が結びつくコミュニケーションツール開発も面白そうですね。いつかそのお話もお聞きしたいです。