#宮前平 #一枚の畑
・ミニトマト
今日は暑いため、作業はせずに畑の様子をみて回る。葉、わき芽、実の生り、土の様子を見ていく。トマトは、ジメジメするのは好まないので、水はけは良い方がいい。水はけを良くするために畝を高くして調整されている。
(もともと南米の乾燥地域の植物のため、水は少なくてよい。暑いところが好きかと思いきや、適温は人間が夏に過ごす気温と同じ20~30℃くらい。慣行栽培法ではハウスで育てることが主流なのは、雨による病害虫やカビを避けるためだ。)
今年はさすがに暑いので、天気の具合、土の湿り気を確認し、必要に応じて水を撒かれているとのこと。先日、大雨の日もあったし、土は湿っているから大丈夫。・・・表面からだと分からない。表面の草と土を少し寄せて、手で触って確認してみる。表面の土より色が濃く、湿り気がある。いくらかひんやりとする。土の中の方が涼しそう。
・土と根っこ
必要に応じて、有機肥料の油かすを撒くという。撒く際は、木の付け根ではなく、木から少し離して、葉の広がっているところにめがけて、円周を描くように撒く。根が這っている範囲と、地上で葉を広げている範囲はおおよそ同じだから、土の中で広がる根に向けて撒くのだ。土を通じて浸透させてゆっくりと根から吸い上げてもらう。
・畑を見る
天候、土、根、かび菌、小さな虫たち、湿り気、気、勢い・・・いろいろと教えていただくと、畑の見方が少し変わってくる。知識や経験によって、見え方は変わってくるのだろう。まだまだ表情までは見えない。見るポイントが分かってきたら、変化に気づきもっと面白いのかもしれない。きっと連続的に継続的に見ていくこと、手を動かしていくことが足掛かりになる。
草があることによって、鳥が近寄りがたい環境になっていて、草が全くない畑と比べて圧倒的に鳥害被害は少ないとのこと。鳥の様子と畑の関係をこれまで意識して観察してこなかったことに気づく。これからは見てみよう。
一方、見方は先入観ともなり得るので、いつも新たな気持ちで向き合うことも忘れずに。
・みんなでつくって食べる
きしこ
由井 英
川崎市宮前区
2024/09/01
きしこ さん
投稿ありがとうございます。
作物の気持ちを伺うことができず、どのように対処したら良いのかわからないことが多いです。これから、皆さんと一緒に発見していけると嬉しいです。
一枚の畑の周りを見渡すと、わずかに残されてきた畑や竹林がだんだん無くなって、同じように畑仕事をしてきた人たちの姿も消えてしまい、この頃は寂しく感じることも多いです。畑よりも住まいを求められる”ベットタウンなので”仕方がないことと思いつつも、そうした動きに今だからこそ何かできる事はないのかと考えています。