地域 ヨーロッパ

南ウェールズの風景

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風景・地形

令和(2019〜)

イギリスという国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの連合国から成り立っています。それぞれの連合国に独自の法律があり、お金のデザインも違えば祝日なども少し違ったり、それぞれに国旗のデザインも違う・・日本人の私たちからすると少し不思議な感じがします。イギリスの旗のユニオンジャックは、イングランド、スコットランド、北アイルランドの旗のデザインを合わせたものです。ウェールズはちょっと違います。白と緑の背景に、赤いドラゴンが左を向いているものです。このドラゴンはアーサー王の伝説に出てくる救世主なのだそうです。

 

前置きが長くなりましたが、先日イングランドの西にあるウェールズを訪れました。私の住む場所からは車で休憩をはさみながら5時間ほどかかります。ウェールズに入ったとたんに目に留まるのが、英語の下に書かれているウェールズ語。車道の標識も、お店の中の小さな表示もすべて2か国語で書かれています。ウェールズに住む人は英語を話しますが、ウェールズ語も小学校から授業があり、言語と文化が存続されるように英語と同様に公用語として使われているそうです。

 

訪れた場所の一つは、首都のカーディフから1時間半ほど離れたテンビー(Tenby)という街。テンビーはカラフルな建物が並び、町の中心は沢山の観光客であふれています。イングランドで見たシーサイドのイメージ(カジノやゲームセンター、遊園地、フィッシュアンドチップスのお店が並ぶ雑然とした雰囲気)と違って、とても洗練された素敵な街でした。近くのビーチは駐車場から15分ほど歩きます。駐車場の近くにトイレと小さいカフェがあるだけで、ビーチの近くには何もありません。駐車場は満車になるほどにぎわっているのに、すっきりと美しい景観を保っている様子に感心してしまいました。

 

街を離れると壮大な自然が広がります。トウモロコシ畑、麦畑、沢山の羊や牛がのんびり草を食む姿が見えました。

イギリスに住んで18年になりますが、まだまだ知らない場所ばかりです。ウェールズにはまたいつか、ゆっくり訪れてみたいと思っています。

 

写真

Tenbyの街
パステルカラーの建物が立ち並びます。
Tenby
雨でも観光客がいっぱいです。
Tenby
ウェールズのドラゴンが見えます。
標識は英語とウェールズ語です。
Barafundle Bay
Barafundle Bay
のどかな牧草地
2024/08/26 (最終更新:2024/09/30)

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コメント(2件)

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