4/27(土) 記録いろいろ
●種のかたち
種を見てもなんだか見たことがあるけど、何の種か確信が持てないものもある…。普段、見ているようで見ていないことが分かる。かぼちゃなど種が取り除かれている野菜の切り身を見てしまっているからかもしれない。ピーマン、ナス、トマトはナス科。種の形が近しいものは、科が同じである。
インゲン豆の種を見たとき、白いんげん豆から白あんを作るためにインゲンを剥いた記憶を思い出した。色は違うけども形が似通っていた。経験が記憶に紐づき、直観として立ち現れるのはこういうことか。直観も経験の積み重ね。直観を育むこれからの積み重ねがまた一段と楽しみになった。
●種から種へ
種の保存はとんでもない。種のままで眠ることができる。水をかけると芽を出す。生きているのか、死んでいるのか。間違いなく死んではいないのだが、人間には絶対にあり得ない状態。種はいのち。植物は生命の根源を保ち、また育むことができる。
●不耕起栽培の土
・ふかふかの赤茶色。雨模様だったので少し湿り気がある。温かい。ダンゴ虫やてんとう虫たちも行き交う。
・土の微生物の命・生活環境をそのままに。草のちからも借りる。
・必要なところの草を刈ったら、土を覆うようにかぶせる。表面が乾かないように。
●インゲンの種を植える
・土を平らにし、辺が5㎝の正三角形の頂点に種が1つずつくるように並べる。
・種を人差し指の関節1つ分程、土に向かって押し込む。
・土を被せ、手のひらを使って表面を軽く押し付ける。土と種を密着させることで、種に土の水分を吸ってもらう。そうすると種が発芽へ向かう。
・最後に刈った草をふんわりのせて終わり。
自分の指、手の幅、靴を履いた時の足の大きさがどのくらいの長さなのか知っておくと道具なしでもできそうだ。
●柑橘類・・・不知火、文旦、日向夏、柚子、レモン
不知火は熊本から。想いが宿る。
柚子、レモンは特にトゲが大きく、とても鋭利。大きいものは赤ちゃんの指の大きさ程のものも。虫は避けることができそうな大きさなので、これは鳥や動物避けのような気がする。花芽が沢山なっているが、果実になるのは一部という。どのように実をつけていくのか楽しみだ。
2024.04.30 希如子
小倉 美惠子
川崎市宮前区
2024/05/29
都会のベッドタウンの中で、小さな「一枚の畑」を畑のまま残すというのは難しいことではあるのですが、皆さんがその可能性を引き出してくれていると感じています。(とりもなおさず、「自然農」を試みる由井の存在ありきですが)この畑、「人間が未だ知らないこと、わからないこと」が身近にあることを知らせてくれるワンダーランドだと思っています。ぜひ、楽しみながら発見したことを教えて下さい!