公益財団法人八十二文化財団が主催をする特別展「八ヶ岳山麓に抱かれて〜文化芸術を育んだ母なる大地〜」の関連企画で映画「ものがたりをめぐる物語(前後編)」が2024年2月17日(土)に上映される運びとなりました。当日は、奥蓼科にフレンチレストランを構える「オーベルジュ・エスポワール」オーナーシェフの藤木徳彦さんをお迎えし、私(由井英)とトークセッションをします。70名限定です。 すでに半分以上予約があり、残席もわずかなようです。催し物の詳細は下記のご案内やチラシ画像をご覧ください。皆様のお越しをお待ち申し上げます。
財団では、今年度、「ハヶ岳山麓エリア」にスポットを当て、機関誌『地域文化』や教養講座など様々な事業を通じて、本エリアの個性や魅力について再発見を試みてきました。今回は、その総括として、エリア内の市町村や団体など多方面から協力をいただき、ハヶ岳山麓エリア特別展を開催します。
本展では、「母なる大地・八ヶ岳山麓」をテーマに、勇壮な大自然の写真、この地に育まれた縄文時代の土器、当地ゆかりの文化人たちの資料や作品の展示を通じて、本エリアの自然・歴史・文化芸術を紹介します。
会期中は、八ヶ岳山麓誕生の解説パネルや四季折々の美しい写真に加え、縄文時代の様々な土器、斎藤茂吉や島木赤彦といったアララギ派歌人、竹久夢二・井伏鱒ニなどこの地を訪れ滞在した文化人たちの作品や関連資料を展示します。また、本展への理解をより深めていただくため、ハヶ岳山麓に知見のある専門家によるギャラリートークやパネルディスカッションも開催します。さらに、関連企画として、映画上映&トークイベントも同時開催します。(詳細は次ページ参照)八ヶ岳山麓エリアの魅力を満載した本展にぜひお越しください。(「集い」八十二文化財団 催し物のご案内より)
映画「ものがたりをめぐる物語」上映&トークイベント 【八ヶ岳が私たちを惹きつける理由】
由井英(映画作家)✕藤木徳彦(オーベルジュ・エスポワールオーナーシェフ)
【由井英さんからのメッセージ】
映画は諏訪大社の縁起物語とされる「甲賀三郎」伝説を読み解いた作品です。主人公の三郎は、突然、姿を消した姫を探しに蓼科山の「人穴」を潜り、地下の国をめぐり、再び地上に戻った時には「蛇」に成り変わります。こうした伝説を紐解きつつ、作品の舞台は諏訪から東日本大震災で甚大な被害を負った陸前高田市の諏訪神社へと移っていきます。伝説の「ものがたり」と映画の「物語」を行き来しながら、その間に込めた作品のメッセージを皆さんはどのように受け留めてくれるのでしょうか。
映画「ものがたりをめぐる物語」(制作:ささらプロダクション)の上映と本作品の監督である由井英さん、藤木徳彦さんによるトークイベントを開催します。
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日時/2024年2月17日(土)午後1時~4時30分
会場/八十二別館4階 AV研修室(長野市岡田178-13)
上映/「ものがたりをめぐる物語」
(前編「地下の国へ」・後編「再び地上へ」)
午後1時05分~3時20分
対談/由井英✕藤木徳彦トークイベント
午後3時30分~4時30分
受講料/会員500円、一般1,000円
定員/70名
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【お申込み・お問い合わせ】
公益財団法人 八十二文化財団
〒380-0936 長野市岡田178-13
Tel:026-224-0511
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