9月16日に、川崎市高津区の珈琲&レストラン アンジュ(共催)で「土曜日の会」というトークセッションの第一回目「田園都市と諏訪」が開催されました。
ゲストは建築家の伊東豊雄さん。主催者の一人であるささらプロダクションの由井英さんが、ゲストから仕事にまつわる「もの語り」を引き出していくという形で第一部は進行しました。その後ディナータイム(フリートーク)を経て、第二部はささらプロダクションの小倉美恵子さんの司会で、伊東さん、由井さん、参加者の皆さんが自由に想いや考えを交わす場となりました。
この様子は撮影・編集され、近日中に小作品にして公開する予定です。その前に、ここでは当日アンケートに寄せていただいた感想やコメントをご紹介します。多くの方々のコメントを大変嬉しく拝読しました。今後の土曜日の会の運営に活かしていきます。お言葉を寄せていただいた皆様、そして当日ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。なお、アンケートに寄せられたご感想は執筆者の意図を損なうことのないよう配慮し、抜粋、編集、加筆をしております。(辻)
うまく言葉にはまだでてきませんが、響き合うこと、共感したことがいくつもありました。こんな会があることをとても嬉しく感じました。
(70代以上 女性 神奈川県横浜市港北区)
今日のお話を聞いて諏訪を訪れたくなりました。諏訪からお越しになった方も多くいらっしゃったので、その方々が川崎や田園都市に興味を持ってくださったのがとても嬉しく、人のご縁を感じました。
(40代 女性 神奈川県横浜市青葉区)
コミュニティとは何か、と疑問があります。最近、コミュニティを求めるとお金がかかります。それってコミュニティなんでしょうかね。ご近所付き合いがもっと気楽に出来たらすてきですよね、と思いました。
(40代 女性 神奈川県川崎市)
日本人が自然に対するノスタルジーを持っている、現代の人もまだどこかに持っている、という点は私も共感します。ですが、なぜ日本人(近代社会で育った人)も心の奥で自然を求めるのか、もしそうだとすれば理屈ではない何かがあるのかなと思いながらお話を拝聴しました。
(40代 男性 神奈川県川崎市)
この田園都市で暮らす人間の感性はどうなっていくんだろうという気持ちは共有しています。家には様々な自然(ムシ、小動物)が入ってくる農家のわが家を、子らは不便・不快がりますが、不便さ・不快さをどうするか、伊東さんにお聞きしたかったです。リフォームしたら益々自然に対する感性が鈍化すると思ってます。
(60代 男性 神奈川県川崎市麻生区)
自分のまち(有馬)への愛着がさらに深まりました。ここで育っていく子どもたちに、このまちがどう映っているのか興味が増しました。本日は娘と参加したので、そのあたりを話すきっかけももらえたように思います。
(60代 女性 神奈川県川崎市宮前区)
田園都市の成り立ちの一端を計画前の菊竹事務所の調査のお話を伺うことで、今の街の構成となった理由が腑に落ちました。伊東さんもおっしゃっていましたが、一般のセミナーではゲストのお話を伺うことがメインになる中、土曜日の会は皆さん活発に意見交換されているのが素晴らしいと感じました。
(40代 女性 神奈川県横浜市)
「部屋をなくして、場所を作りたい」という伊東さんの言葉にはっとしました。役割に縛られず、五感を磨く暮らしを目指したいと思いました。
(60代 女性 神奈川県川崎市宮前区)