地名研究で名高い谷川健一さんが、川崎市に「日本地名研究所」を開いたのは1981年、今から42年前のことです。その地名研をサポートする市民が集い、「川崎地名研究会」が発足されたと聞きました。同会が調査や編集を手掛けた『川崎市地名辞典』は、私たちささらプロダクションにとっても欠かせない大切な資料の一つです。
「地名は簡単に変えていいものではない。そこには土地の歴史が刻まれている。」という谷川健一さんの訓えを受けて歩んだ40年の節目に行う講演会の講師に、私をお招き下さいました。
*ご案内と参加申し込み用紙*
https://kawasakishuku400.jp/wp-content/uploads/2023/05/3521cc8285fa90dae2a4791c7b8d1b3b.pdf
私は連続講座の最終回
・10月14日(土)14:00~16:00
・テーマ: 幻燈がたり「かわさきの民間信仰と村」
変わりゆく川崎の町。その中で現在も引き継がれる民間信仰について、『オオカミ の護符』の著者 小倉惠美子さんの体験や調査の中から、村の姿を再現してもらい、 考える場としたいです。
・会場:川崎生活文化会館(てくのかわさき)2Fホール 川崎市高津区溝口1-6-10
・定員:40名
・参加費:資料代 300円
今回も、図や写真、映像をふんだんに活かし、「アスファルトの〝上〟と〝下〟をつなぐ」ための「幻燈がたり」を語ります。『オオカミの護符』の始点でもある土橋村の「茅葺屋根の実家と家周り」から、海・山・川との繋がりを読み解き、一度は消えたかに見える風土に寄り添う人々の暮らしの智慧をひも解いて参ります。