石川直樹さんは、「ものがたりをめぐる物語」という映画をどのように読み解くのか。上映後に行われたシネマセッションの様子を短編映像(20分)に編集しました。
諏訪湖の御神渡り(地元では神渡り<みわたり>と呼ぶ)のシーンで、石川さんが湖面に凍っている気泡に注目していたのがとても印象に残りました。やはり、瞬間を捉える写真家ならではの視点なのかなと妙に納得しました。「写真は時を止める魔法」という言葉も心に残っています。
ミシャクジ、八ヶ岳、諏訪から陸前高田への展開、動画と写真の違いや「シャリ」という映画についてなど、音楽的なセッションを交わしているように話は自然に流れていき、とても楽しかったです。この短編映像を見てくれる人たちが少しでもそうした雰囲気を味わうことになれば嬉しいです。また、これをきっかけに映画を見ることに繋がれば、尚更です。(由井)
撮影:2023年4月29日 青梅「シネマネコ」にて