「カット編集」
・前回講義で撮影した8分程度のテスト動画をカット編集し、1~2分程度の動画にまとめた
・話の内容をすべて盛り込もうとすると、何個か話題を切り捨てることになりロングカットになってしまうので塩梅が難しかった
「講評」
・学生が行ったカット編集とゆいさんの行ったカット編集を観賞した
・ゆいさんが作成した動画は、まんべんなく様々な話題が盛り込まれているのにもかかわらず、ブツブツと切れている感じがしなくてとても滑らかだった
・質問者の声を入れるか、質問者の音声を消しテロップを入れるかが迷いどころだと感じた
宮城大学 感性情報デザイン演習Ⅲリサーチ系
大和町
2022/11/10
まつかわさん
結局のところ、映画で作り手が観客に伝えられることは「ひとつだけ」のような気がします。インタビューでたくさんの良い話が聞けても、目を引くような美しい映像が撮影できても。その「ひとつ」をどうやって見つけることができるのか、とても難しい問題です。
テスト撮影で、まつかわさんが話していた内容の中で、私が編集するにあたり一番心に残り、大切にしたいと思ったのは、最後のカットです。そのために、高校時代にワンダーフォーゲル部でさまざま山を登ってきた経験や思い出ばなしを重ねて編集しました。
「山を登るということは、自分を犠牲にしてでも他の人のことを考えなければならない時があります。それがこれまで私が経験してきた他の部活と全く違うところです」
というような話をされていましたね。テスト編集ということを忘れて、思わず頷いてしまいました。どこか物理的な犠牲というよりは精神的な犠牲のことを言っているのではないかという余韻もありました。自分を投げ打つような気持ちを持つ局面に立たされてしまう、というような…
ジャズと仙台を基にして、これからみなさんがどのような映画を作るのか楽しみにしています。(由井)