お知らせ

宮城大学 短編映画制作プロジェクト

写真:夕暮れ(宮城大学)


指折り数えてみると、宮城大学へ非常勤講師として通い始めて4年になります。昨年は大学院生向けに神話学者のジョゼフ・キャンベルの著作をテキストに「物語論」を講義しました。今年は短編映画制作に取り組んでいます。学生たちには、「日常に見え隠れする地域の魅力を映画にする」という課題を投げかけています。彼らはこれまで話し合いを幾度となく重ね、最終的に「仙台とジャズ」というテーマに絞りました。企画書を書き、取材先を決め、撮影交渉をしています。間も無く撮影が始まります。

 

「ジャズ」を切り口にするとなぜ「仙台」の魅力が伝わると思うのか、その理由を書いてください。

 

と講義の中で問いかけています。そしてその理由をHomeTownNoteに投稿するように学生たちに呼びかけています。少し唐突な投稿もあるかもしれませんが、彼らの学びのプロセスを温かく見守ってくだされば嬉しいです。出来上がった短編映画(2作品、10分以内)はこのサイトで公開する予定になっておりますので楽しみに待っていただければと思います。

 

短編映画制作は、宮城大学の茅原拓朗教授を中心とした感性情報デザイン演習Ⅲ」のプロジェクトです。HomeTownNoteは、その「副教材」のような位置付けで試用しております。映画制作を通じて、学生たちが仙台を深掘りし、その魅力を表現していくことは、このサイトのコンセプトである「地域の記憶を記録する」と重なり、やがて仙台や仙台市民の貴重な記録にもなっていくと信じています。

 

これからも映画制作や学校教育の副教材としてのHomeTownNoteの可能性を先生方はじめ関係者の皆様のご理解とご協力のもと進めていきたいと考えています。

2022/11/01